手術までの不安な2週間

5月26日(水)

 検査入院から戻った翌日朝の朝食前の血圧は114/72で、特に問題なし。むしろ早朝高血圧気味だったのに、この日は低すぎないか?と気になります。

 ただ検査入院では、血流の様子を観察しただけで患部のプラークはいじっていないはずなので、まあ検査が終わって気分的に安心したのかも。

 この日は午後の血圧も107/55で低い。夜になっても夕食後の血圧は114/72で安定。もしかしたら検査入院前から行ってきた食生活の見直しに効果が出てきたのかもと勝手に判断。

 しかしそうなると、それまでの食生活はそれだけ体に負担がかかっていたという証拠にもなるわけで、それなりに塩分等に気を使っていた私の以前の努力は否定されることになります。

5月27日(木)

 起きて朝食前の血圧は131/83で、検査前の早朝高血圧気味の値に戻った感じ。昼過ぎの血圧は123/74、夕食後の血圧も114/64で問題なし。

 ちなみに、この頃の心境は手術の日程が大学病院側の都合で6/9と指定されていましたので、検査入院から手術までの期間が2週間ぐらいあり、その間の症状悪化が心配でした。

 その意味では、この血圧が続くなら大丈夫だろうと感じていましたが、まあ祈るような気持ちです。

5月28日(金)

 朝食前の血圧は133/88で、昨日に引き続いて早朝高血圧気味の値が出ました。ただ昨晩から急激に冷え込んだのでその影響もあるかも。

 しかし天気予報を見ると気温は昼にかけて急上昇となっていました。そういった影響もあったのか、昼過ぎの血圧は110/61と下がりました。

 夕食後の血圧も121/67で問題なし。ただいつもより体のふらつきを強く感じるようになり、血圧は安定したものの、依然として頸動脈の詰まり具合が増加しているのではという不安を覚えました。

5月29日(土)

 朝の血圧は133/81で特に問題はなさそう。体温も血中酸素濃度も問題なし。ただ昨日感じたふらつきはさらに増した感じ。

 ふらつきというのは高齢になると誰もが少なからず感じるみたいですが、そのふらつきにも回転性とか(目が回る?)体が揺れるとかいろんな種類があるみたい。

 私の場合は体が揺れる感じ。要するに体のバランスが悪い。ただその程度を表す指標みたいなものはなさそう。

 体温や血圧のように、数字で「今日のふらつきは100だな」とか、今日は「30ぐらいかな」なんて測定できる器具があると良いなと思っています。(台の上に乗って、重心のかかり具合をコンプーターで測定する機械はあるみたいです)

 ちなみに私のふらつきは、前回経験したクモ膜下出血の後遺症だと思っています。手術直後のふらつきは、今よりもっとひどいものでした。

 体が倒れ始めると、それが分かっているのに、足が踏み出せず、そのまま倒れてしまうような感覚です。

 当初は手すりを使わずに階段の上り下りが出来ませでした。またエスカレーターの乗り降りは、今でもベルトを摘まないと不安です。

 というわけで、最初の頃はそれを何とか克服しようと思って、自宅でよく片足立ちトレーニングをしていました。これが何秒継続できるかでふらつきの改善が分かるかもと思ったからです。

 やってみて分かったことは、左足より右足の片足立ちの継続時間が短かったこと。つまり歩いている時も、右足で立った時のバランスが悪いということです。

 また視覚の影響も大きい。目をつぶって片足で立とうとするとかなり難しい。しかもこれは、体がフラフラするので、結構危険な行為だなと感じました。

 結局そういった自主的なりのリハビリを通して分かったことは、目の情報、耳の三半規管からの情報を小脳あたりで統合して処理、その結果として神経を通して筋肉に指示を送って立ち続けたり、歩いたりすることが出来るというものした。

 つまりバランスが悪い、ふらつくという感覚は、これらのどこかで問題が生じているということで、結局私の場合はクモ膜下出血時に、小脳の一部に損傷が生じたということだと思っています。

 というわけで、今回のふらつきは、頸動脈の狭窄により、またしても小脳への血流が減少したせいだと思われ、こういった兆候が頻々と現れるなら、手術を急がないといけないなと感じました。

 とはいえ、現状では手術は10日ほど先ですから、今はこれ以上悪化しないように血圧のコントロールが必要んだなと思っていました。

 幸いなことに、この日の夜の血圧は115/67で問題なさそう。食事に気を付けている効果が表れているなと感じました。


新型コロナワクチンの予約で苦労


第3章 手術


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