大学病院で採血
5月10日(月)

 朝食前の血圧は138/82で、体温や血中酸素濃度も問題なし。朝食後は先日の診療所でもらった紹介状と保険証を持って、自宅から車で30分程のところにある大学病院へ。

 この病院は過去にくも膜下出血の手術でお世話になった病院で、ある程度勝手が分かっています。また10数年前には、私の妻が「悪性リンパ腫」で長期に渡って入院していた病院です。

 広大な敷地の中にある広い駐車場の一角に車を停め、はやる気持ちを抑えつつ脳卒中関係を扱っている病棟の受付に出向き、以前使った診察券、保険証、紹介状を渡し、担当者に受診に至った事情を説明。

 飛び込みの受診で予約も全くしていませんから「どうなることやら」と思っていたのですが、とりあえず「受診は可能」となったようで、「しばらく近くの椅子で待っていてください。最初に看護師が状況を伺います」とのことでした。

 ちなみに近くには受診待ちの人が多数。皆さん、マスクをして間隔を空けて座って待機です。

 10分ほど座っていると看護師さんが現れ私の名前を呼びます。「はい」と返答してそちらに向かうと、最初に面談室と思われるような場所で問診。

 一通りの話を聞いてくれ、紹介状の内容も確認。紹介してくれた診療所の医師はこの大学病院から出向していますので、話も早いのだと思います。

 聞かれたのは、これまでの経過とともに、病歴やアレルギーの有無など。その後は一連の検査。検査の順番は忘れましたが、確か最初に採血

 ワイアレスの小さな呼び出し器が渡され、これが鳴ったら「指示された場所に出向いてください」とのことでした。というわけで、いったん先ほどの椅子に戻って待機。30分ほどすると呼び出し音が鳴り採血場所へ。

 ここで細いガラス管4本分ぐらいの血を取られました。採血は、最初に針を刺すとき看護師さんが「チクッリとします」と言いますが、実際には本当にチクっとする場合から、ジクっとする痛み、更には針を刺した後に血管を探る動き(これが一番痛い)があったりして、痛みも様々。

 看護師さんの経験値や技量、さらに針を刺す場所にも寄るのだと思いますが、この病院の看護師さんは毎日採血を行っているせいか、チクッと入って、あとは順調。

 ちなみに患者側も、これから「針が入るぞ」と構えていたりすると、逆に筋肉に力が入ってかなり痛くなることが経験的に分かってきました。

 最初に「軽く手を握って」と指示されることがほとんどですが、ここでギュ〜っと握ってしまうと痛みも増します。

 一方手を握る理由ですが、血管が膨らみ見やすくなるみたいです。それでも血管そのものが細かったり見にくい場合は、看護師さんに寄っては採血個所をさすったり、叩いたりするようです。

 また自分が実際に腕の血管を見て「ここなら良いのでは」と思える場所もあるのですが、はっきりと静脈が浮き出ている個所に針を刺すと、その血管が針先を避けるという現象もあるみたい。

 そのあたりの採血場所選びは、ベテラン看護師さんの経験値なのかも。ちなみに私の場合は左手の採血に慣れていて、右腕はほとんど経験がありませんが、今回の経験では右腕から採血されることもあり、痛みは左右でそれほど変わらない印象です。

 ただくも膜下出血を経験して以後、再発防止のために血栓防止薬の血液サラサラ薬と呼ばれる「バイアスピリン」という薬を服用しています。

 そのため、採血後の傷跡からの出血が一般の方より止まりにくいみたい。というわけで、採血後は傷口を少し強めに抑える(圧迫止血)必要があるみたいです。




心電図とMRI検査


第2章 様々な検査


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