脳血管造影検査の準備

5月24日(月)

 「病院のベッドは狭いな」と思いながらも、なんとか眠ることが出来ました。ただ検査への不安があるのか、早く寝すぎたのか、起きたのは5時半。

 一応病院側の決まりは6時起床で検温となっています。とはいえ、起きてもすることがない。朝食も検査当日は「食べられません」と言われています。

 しょうがないので、スマホやテレビを見ながら時間つぶし。6時半に美しく若い看護師さんが来て検温と血圧測定。36.5℃で、血圧は128/80で先ず先ずの状態。

 持参したパルスオキシメーターで血中酸素濃度を測定すると98%で、これまた問題なし。看護師さんは検温ついでに、「これに履き替えてください」と言いながら小さな包みが渡されました。

 中身は紙パンツとのことで、あとで実際に履いてみたらTバック仕様の情けないパンツで、履いた感じが全くしません。

 前側もかろうじて局部が隠れる程度の幅しかなく、恥ずかしいやら情けないやら。

 更に朝食はないのですが、いつも朝飲んでいる薬と同等の薬が渡され、「朝食なしでもいいので服用してください」とのことでした。

 内容は降圧剤が3種類。アムロジピン、イミダプリル、カルベジロール、尿酸生成を阻害するアロプリノール、血小板の凝集を抑え血栓が出来にくくなるクロピドグレル、血液サラサラ薬と呼ばれているバイアスピリン、そして胃酸の分泌を抑制するネキシウムカプセル7つ。

 「こんなに飲むのかよ」と思いながら、飲み干しましたが、スマホで調べるとそれぞれの薬の作用については良く分かりましたが、同時に様々な副作用についても書かれていて、どうしても心配になります。

 ちなみに普段飲んでいるのは、これらの薬剤からクロピドグレル、ネキシウムカプセルを除いた5剤です。

 「ふう、飲んだあ」と思いながら、昨日の夕方渡されていた検査着に着替えてベッドに横になっていると、今度は男性の看護師さんが来て点滴のための注射。

 1回目は左腕の血管を目指したようですが、うまく入らないみたい。しょうがないので、「ちょっと動作が不便になりますが」と断られて、右手の血管で点滴確保。

 ちょっと痛い思いをしましたが、無事針は血管内に収まったようで、栄養剤らしきものの点滴の開始です。

 点滴は針が血管内に収まるまでが結構痛い思いをするのですが、いったん収まると何故か痛みが薄らぎます。

 8時45分に検査室に移動。はっきり覚えていないのですが、ベッドでそのまま移動した記憶があります。

 ただ検査場所は同じフロアだったと記憶していて、あっという間に到着。検査ですが、造影剤を使った脳血管撮影ということだったみたい。

 ただ前回行った日帰り検査でも同じような検査を行っていますから、「本当に必要な検査なんだろうか」とちょっと疑問も感じました。

 とはいえ、ここまできたらやるしかない。病院側が「必要な検査です」と判断した以上、患者側の選択肢はかなり制限されます。もちろん検査の同意書にも署名しています。

 ベッドから検査用ベッドに数名の医師団によって体ごと持ち上げられ移動。横になると、すぐに胸に心電図の電極、腕に血圧計、指先にパルスオキシメーターが付けられ、鼻から酸素の吸入です。

 最初に鎮痛剤の注射が行われ、更に局所麻酔。意識が若干もうろうとしますが、眠り込むほどではなさそう。これで検査の準備が整ったみたい。


脳血管造影検査


第2章 様々な検査


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